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NIS Stories

バーチャルクラスルームの可能性

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NISでは学習をより豊かなものにするために可能な限り授業に校外のプロフェッショナルの声を取り入れてきました。いつでも、どこでも、もちろんオンラインでも。

「労働者の日」

世界中でリモートワークが主流になったことは、私たちのバーチャル・クラスルームにおけるこのようなセッションの実施を更に容易にしたといえるでしょう。新型コロナウィルス感染症についてマイアミの医師とのQ&Aセッションを行った生物クラス、冷戦時代のロシアの経験者と対談した個人と社会(社会科)クラスなどの例が示すとおり、生徒がこのようにオンラインでゲストと交流するとき、そこには文字通り生きた学習が生まれます。国連「労働者の日」に合わせ、NISではこうした交流を更に発展させ、生徒が総勢36名の様々なプロフェッショナルな人々と交流し、探求を深める啓発的な対話型学習の1日、「Meet the Workers Day」を企画しました。

MYPのゲイリー・パールズ教諭(個人と社会)の発案によって教職員がそれぞれの人脈をたどり、世界中から生徒と「会って」くれるプロフェッショナルを集めました。ブロードウェイ女優、ブリティッシュ航空のパイロットをはじめ、ビジネス、政治、科学、アートなど、その分野は多岐にわたります。

イベントの目的は、生徒たちが仕事や職業について知るとともに、将来について考えるきっかけを生むこと、更に、ゴールデンウィークを目前に控え、それまで約2ヶ月もの間自宅で学習している生徒たちに、普段とは違った学習機会を提供することでした。各1時間のセッションには生徒たちからの多様で思慮深い質問が溢れました。プレゼンターたちも生徒たちとの交流を楽しみ、彼らからも質問を投げかけました。これはまさに、オンライン授業が生んだ恩恵の一つといえるでしょう。世界がこのような自粛ムードのときでなければ、光栄なことにこれほど幅広い分野からのプロフェッショナルをお招きすることは更に困難を極めたことでしょう。


ご参加くださいました皆様に御礼申し上げます。来年、その頃にはオンラインのみの学習環境でなくなっていたとしても、是非また実施できることを願います。