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インターナショナルスクールや国際教育に興味がある方なら、「国際バカロレア(IB)プログラム」についてお聞きになったことがあることでしょう。
ただ、IBとはどんなものなのか調べてみても、実際に自分がIBプログラムで学習した経験がなければ、調べれば調べるほど分からないことが出てくるかもしれません。例えば、
名古屋国際学園では、11、12年生向けのディプロマ・プログラム(IBDP)だけでなく、小学生、中学生のためのプログラムも提供しています。小学生向けのプログラムは5年生までを対象とした初等教育プログラム(PYP)、6年生から10年生を対象としているのは中等教育プログラム(MYP)です。
これらのプログラムは生徒に確かな学力を培い、探究心を育み、やがてはグローバルシチズンとして自らの夢や目標を実現するため世界を舞台に活躍する礎を築きます。
IBプログラムは、主体的に学びに取り組み、それぞれの選んだ道でそのコミュニティや社会に貢献する人間へと生徒を育成します。
そして名古屋国際学園では、身の回りの世界に疑問を持ち、他者との繋がりを大切にしながら、自らの将来をどう切り拓くか、そしてそれぞれのコミュニティにどのように貢献できるかを考え、行動する力を育む、そんな力を生徒に培うことを目指しています。
この長い学びの旅に必要な姿勢やスキルを養うために最適なプログラムが、国際バカロレアプログラムなのです。IBプログラムは、生徒に自主性、積極性、適応力、柔軟性を育み、刻々と変化する現代社会で生きる力を培うべく設計されています。
IBプログラムは、特定の年齢の生徒だけに特化したものではありません。名古屋国際学園では、プリスクールから高等部までの全ての生徒を対象としたプログラムであり、それぞれ特徴的な3つのプログラムで構成されています。
PYPのカリキュラムには、必要な知識とスキルの習得、概念理解の発達、積極的で前向きな考え方や態度の育成、責任ある行動をとることなどが、バランスよく組み込まれています。基礎学力だけでなく、子どもの全人的な発達を促進することが、PYPの目標です。
2.中等教育プログラム(MYP) 対象年齢:11歳から16歳
MYPは、6年生から10年生を対象に、創造的、批判的、かつ客観的に深く物事を考え、グローバルリーダーとしての資質を育むべく、学力の向上だけでなく、教室内での学びと現実社会における経験や状況との関連性を学ぶことにも重点をおいています。
IBディプロマ・プログラムは、厳格で難易度が高い包括的な学習プログラムで、大学レベルでの学習や将来の進路に備えるために必要とされるスキルや資質の習得を目指します。IBディプロマの取得のためには、6つの科目群に加え、「知の理論」(TOK)、「課題論文」(EE)、「創造性・活動・奉仕」(CAS)の3つの要件を満たすことが必要です。
お子様やご家族にとってIBプログラムが相応しいかどうかを知るためには、体験談をご参考にしていただくのが良いかもしれません。NISに在学中に履修したディプロマ・プログラムが目標達成のためにどれほど意義があったのか、こちらから体験談をご覧ください。
今の生徒たちが大人になった時、今はまだ存在していない職業に就く可能性は十分にあります。将来どんな道に進もうとも、生きる力を培い、備えてくれるのがIBプログラムです。
IBプログラムは世界中で広く認知されており、実際に世界各国の多くのインターナショナルスクールにおいても実施されています。また、その難解で厳格なプログラムが高い評価を受けているため、IBディプロマを取得し、世界の一流大学に進学する生徒もいます。
国際バカロレア機構(IBO)によると、IBプログラムを履修した生徒は、より高レベルの批判的思考力と国際性を習得するといいます。複雑な概念を表現したり伝達する力、困難に立ち向かう姿勢、協調性を備え、意欲的かつ主体的に物事に取り組むIBプログラムの生徒は、自らの学びにも積極的に取り組みます。
保護者として、確かな学力やスキル、自信を身につけて欲しい、そして出来るだけ将来の進路や可能性を広く大きくしたいとお望みの方は多いことでしょう。IBプログラムを履修した生徒のほとんどが大学へと進学することはもちろんですが、日本の大学と比較して卒業率が低いと言われる海外の大学でも、より高い定着率、卒業率を残しています。IBディプロマを取得した生徒は、大学1年めを終えた後、2年め以降も継続して在学する割合も高くなっています。国際バカロレア機構によると、高校を卒業後すぐに大学に進学したIBディプロマ取得者のうち90.4%の生徒が、翌年継続して同じ大学に在籍しています。ちなみにアメリカの大学生全体の定着率は80%、卒業率は60%前後だと言われています。
21世紀型スキルとIBディプロマ生との関連性について、岡山大学による興味深い研究があります。それによると、「9年間にわたるIB生の追跡調査の結果、IBディプロマ生にはIB教育により培われた、バランスが取れたグローバル・シチズンとしての特質を持っている」とあります。
さらに、批判的思考力と高いコミュニケーション力が備わっているIBディプロマ生には、彼らの特徴的な学習経験を活かしつつ、学内全体の国際意識を変え得る影響力があり、それが学内のグローバル化を促進するため、岡山大学がより多くのIBディプロマ生の獲得を目指す理由だとのことです。
それではこの、国際的に認知されたIBプログラム、NISでの実状はどのようなものなのでしょうか?広く世界に目を向け海外の大学への進学を目指して欲しい、より全人的な教育に力を入れた英語でのカリキュラムで学んで欲しいと考えるご家族は増加傾向にあります。
NISは、名古屋や中部地方のこうしたご家族にとって欠かせない存在になりました。2008年以降、NIS卒業生の85%以上がIBのディプロマ取得を目指し、90%がフルディプロマを取得しています。
世界のIB校の中には、成績上位の生徒にしかディプロマ・プログラムの履修を認めない学校もありますが、NISでは、11年生の全生徒に履修を勧めます。DP履修のための選別テストもありません。
インクルーシブな学校であるNISでは、全ての生徒にディプロマ・プログラムに挑戦する機会を得て欲しいと考えており、その上でできる限りのサポートを提供しています。
NISのIBプログラムについて、過去のIBDPスコアなどについてはこちらをご覧ください。