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小学校、中学校、そして高校時代は子どもにとって基礎学力や将来の基盤を培う大切な時期であり、保護者にとっては様々な期待や希望が尽きないことでしょう。希望の大学に合格してほしい、スポーツで活躍して欲しい、社会の役に立って欲しい、将来の目標や夢を見つけてほしい、その子なりに幸せで充実した学生生活を送ってほしい、と。
名古屋国際学園(NIS)は、生徒たちがそれぞれの夢や目標を実現するために前向きに、自主的に学び、将来の進路を切り拓く力を培って欲しいと願っています。
例えば最近卒業したリナ。日本生まれの彼女は、2008年にNISに入学し、幼い頃からの友人との絆を育みつつ、探求し、影響を与え合い、世界を変えるために行動を起こすよう背中を押されながら、NISで、彼女の価値観や人生観を形成するうえで非常に重要な経験を重ねました。
NISで最初に印象に残っている記憶は何かと尋ねると、彼女がすぐさま挙げたのは、NISの多様性、そしてとても優しかったELCの先生でした。
「クラスメイトはみんな自分と違う、と思いました。日本人ではありませんでしたから。」とリナ。「もっとみんなのことを知りたい、みんなと話したいと思いました。」
当時のクラスメイトとは今でも親しくしていて、1年生の時の友人とは毎年カリフォルニアに会いに行くほどの間柄なのだそうです。
「NISのおかげで世界中に友達ができました。どこに旅してもきっと誰かと会えますから。」世界中に友達の輪が広がったことはとても印象深かったことのひとつのようです。
クラスメイトとの絆もさることながら、彼女が語ったのは、教師との関係性、とりわけ、目標を達成するために必要な学力基盤を培うために欠かせない教師との信頼関係についてです。
「本当に素晴らしい先生方に恵まれました。どんな時でも親身になって、質問に答えたり相談に乗って下さいました。」
特に思い出深い先生は誰かと尋ねると、リナは英語のグラハム先生を挙げました。
「教えることにとても熱心で情熱的な先生でした」と、リナは、その情熱が生徒に波及せずにいられないほど熱心に教えてくださったグラハム先生のことを語ってくれました。
「わからないことがあれば何でも聞ける、先生との信頼関係があれば、しっかりとした実力をつけることができるはずです。」
日本で生まれながらインターナショナルスクールで育ったリナ。もし日本の学校に行っていたら自分の人生はどうなっていただろう、と、インターナショナルスクールが自分の人生に及ぼした影響について考えることがあるそうです。
「インターナショナルスクールに通い、英語を習得する機会に恵まれたことはとても幸せだったと思います。」とリナ。「これは私の人生において非常に大きなピースで、それがなければ、例えば音楽やSNSの趣味とか、どんなニュースに興味を持って、どんな本を読むのかなど、今の自分とは全く違う人格になっていたと思います。」
そして更に、「NISに通っていなかったら、自分の世界観はもっと小さなものになっていたと思います。」とも。
教室でも、廊下を歩いていても、教師や保護者と話していても、いつでもNISの核を為しているのは、NISのスローガンでもある「Inquire Imspire Impact」です。
より広く深く知るために探求し、自問し、新たな学びを追求し、その学びをもって自分自身や他の誰かを触発するーリナが大きな意義を見い出したのもその点です。
「そしてそれが、世界を変えよう、良い影響をもたらそうと行動を起こすきっかけになります。
NISでたしかな学力を培ったリナは、第一志望の早稲田大学に合格し、社会学を専攻しながら経済学も学ぶことを目標に頑張っています。
これから先どんな未来が待っているのか、どこに向かうのか、彼女自身にもまだ分かりません。ただ、彼女がやがてまた人生の新たな一章へと旅立つ前に、NISで新たな一歩を踏み出す前に不安を抱えている生徒やその家族に伝えたいと思うことがあります。
「NISはとても居心地がよくて安心して学べる環境です。こじんまりとした学校コミュニティなので、人間関係も良いです。みんなと仲良くなれます。」
こうして仲良くなった相手とは「せっかく出会った縁を大切に、みんなと連絡を取り続けてください。絶対後悔しないから」。