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1964年の創立以来、名古屋国際学園を学び舎とした生徒は4千人あまり。そのうち800人あまりが名古屋国際学園で高校課程を修了し、卒業していきました。卒業生の大部分は、日本を含め世界各国の大学へ進学します。
そんな卒業生達の「今」をご紹介するのが、「Dolphin Tales」です。
サンフランシスコにある大手自動車メーカーの研究開発部門で、カーボン・ニュートラルと全ての人々のための交通の利便性を同時に実現することを目指すクムドラ(2014年卒業)。
司法試験に合格し、ロンドンの国際弁護士事務所でトレーニー弁護士として働いているリカ(2012年卒業)。
コミュニティとの関わりを大切にしたい、と、ニューヨークの国際的NPOで渉外開発の仕事に携わる傍ら、ボランティアとして積極的に地域の人々とふれあい、助け合う活動を続けているエイミー(2015年卒業)。
ロンドンのコンサルティング会社で主に環境、エネルギーに関するアナリストとして働くカノン(2016年卒業)。
国際的な科学誌の出版社の東京オフィスで編集者として化学論文の出版業務に携わるミズホ(2009年卒業)。
東京の大学から大手ゲーム会社への内定が決まり(取材時)、ゲームデザイナーとしてのキャリアに胸を膨らませるジューベイ(2018年卒業)。
ようやく対面授業がスタートしたシアトルの大学で新しい仲間との出会いを楽しみ、学業とスポーツに打ち込んでいるタイガ(2020年卒業)。
オランダ、ヘーグの大学で、大学の規模や授業の予習の量に圧倒されながら、国際関係や国際政治を学んでいるワカナ(2021年卒業)。
プリスクールから高校卒業まで、ここで15年間の学校生活を過ごした生徒もいれば、中等部や高等部の途中から入学した生徒、ほんの数年の在籍を経て母国に帰った生徒など、在籍期間に差はあれど、同窓生は皆、世界中の様々な場所で、それぞれの夢や目標を追い、地域社会や世界に貢献するため邁進しています。
数十年前からごく最近の卒業生まで、時代も在籍期間も活躍や学びの地も様々な名古屋国際学園の卒業生たちの今を追った「Dolphin Tales」は毎週更新です。これからもどうぞお楽しみに。
60年近くにわたり卒業生を送り出してきた名古屋国際学園。今年もまた生徒達が新たな門出を迎える日がやってきました。今年は16カ国、31名の若者達が新たな第一歩を踏み出しました。高校生活の半分以上をコロナ禍で過ごし、様々な制約を強いられ、誰もが経験したことのない未知の環境に順応しながら強くたくましく数々の困難を乗り越え、卒業の日を迎えた私たちの卒業生たちを心から誇りに思います。彼らはきっと、世界中のどこにいようとも、生涯学ぶ意欲を忘れず、平和でより良い世界をつくることに貢献してくれることでしょう。
卒業生の進学先はこちらでご覧いただけます。