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NIS Stories

歴史的な卒業式

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2020年6月5日。前代未聞な年の歴史的な1日でした。誰もが実現するとは思っていませんでした。コロナ禍で迎えた卒業式は、NISの歴史と皆の心に深く刻まれる1日となりました。

2020年度卒業生(一部欠席)は教師や家族が見守る中、ドルフィングリーンの帽子とガウンを身につけフィールドへ進み出ました。NISの学生生活を先の見えない数ヶ月で締めくくった彼らにとって、その瞬間はどこかほろ苦いものでもありました。この日はオンライン学習中会うことの出来なかったクラスメートと挨拶を交わす姿が多く見られましたが、その様子はまた、この日が卒業生にとって大学や新たな冒険に向かうための準備をしながら高校時代の自分や友達、あるいは家族に別れを告げる日であることを思い起こさせました。

卒業生の成長と成果を温かく祝福し、逆境を乗り越えて学業を修めた彼らを称える素晴らしい1日となりました。卒業生総代と次席がそれぞれ胸を打つ挨拶を述べました。そして卒業生の最後の年に育児休暇中だったにも関わらず、卒業生が来賓として祝辞を依頼したのは、彼らが慕うアンディ・ベイカー助教諭でした。

会場の出席者だけでなくFacebookを通じて世界中の友人や家族に見守られる中、卒業生は一人ずつ壇上に上がり卒業証書を受け取りました。大変な困難を乗り越えたこの学年には強く自信を持って次の挑戦をする準備ができていることが、そして逆境から立ち直る力と不屈の精神が備わっていることが確かに伝わってくる卒業式となりました。

卒業生たちはこれから世界中の其処此処へと旅立っていきます。彼らは自らの夢や希望を現実のものとする過程で、世界も変えていってくれることでしょう。この若者たちの未来、そして彼らが担う私たちの未来は希望に満ちて輝いています。

卒業おめでとう!

 

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