NIS Japanese Blog

未来を創る空間

作成者: 学校長 マシュー・パール|Aug 17, 2020 11:21:00 PM

私たちの使命を遂行し、毎日の学びの中でInquire, Inspire Impactを実現するための、新しい空間が誕生しました。

過去数年にわたり在籍生徒数が増加し続ける中、学習、ディスカッション、パフォーマンスなどのスペースを生み出すため、NISは革新的な一手を必要としていました。そのニーズに応えることができるのが新しいイースト・ビルです。しかしイースト・ビルはただ生徒が列をなして席につき、教えを受けるだけの空間ではありません。共同作業を通して自ら学び、創造することを重視する研究に基づいてデザインされた特別な校舎です。イースト・ビルの建設によりNISには多くのスペースが生まれるだけでなく、キャンパス全体で「Inquire, Inspire, Impact」、さらに「Include」の使命を遂行するためのコラボレーションが以前にも増して活発になるでしょう。

多目的ホール(MPH)は、体育館としての利用に加え、ボタンを押すだけで舞台と階段式の座席、さらにオーケストラピットを備えたパフォーマンス用の空間に生まれ変わります。集会、プレゼンテーション、試験、舞台芸術などに利用可能な「講堂」がついに誕生します!

 

 

カワナベ・ルーム(多目的室)は、イースト・ビルを設計した建築士の1人であり、校舎の完成を前に惜しくも急逝された川鍋明弘氏を偲んで名付けられました。新しい視点を生み出す共同作業などに利用できる空間です。

イースト・ロビーは、レーモンド・ビルとウィング・ビルに挟まれた中庭へとつながるイースト・ビルの「正面玄関」です。アイディア次第で様々に活用でき、共同作業やグループワーク、学習などの利用に適しているほか、売店も設置されます。

共同作業用のスペースを増やすため設計された屋上デッキは、晴れの日はもちろん雨でも活動可能な広い空間を擁します。

新しいイースト・ビルは、単により多くの生徒を収容するためにデザインされたのではありません。アイディアを育て、アイデンティティを発達させるために必要な柔軟性と開放性を重視したスペースを作ることで、生徒と教職員の情熱、夢、創造性、革新性を解放することができるよう、入念かつ巧みに設計されています。単なる「別の建物」ではなく、「Inspire, Inquire, Impact」の使命を体現する校舎であり、「学習」と「心身の健康」を全ての活動の中心に据えるというミッションの提供を未来の世代に約束する校舎となるでしょう。